ACL Analytics Exchange 5 リリース ノート

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Analytic Engine 11.4.3 パッチ(AX 5.4.0 用)

このパッチでは、ACL GRC からデータをインポートする AX Server でスクリプトを実行することができなかった Analytic Engine の不具合を修正します。具体的には、IMPORT GRCRESULTS または IMPORT GRCPROJECT コマンドを含むスクリプトが実行できませんでした。

メモ:

バージョン 5.4 の AX Server とオプションの AX Engine Node におけるアナリティクス処理は、バージョン 11.4.0 の ACL Analytics と互換性があります。所属する組織で ACL Analytics 11.4.2 を使用したい場合は、AX Server と任意の Engine Node をインストールしたうえで、Analytics Engine 11.4.3 パッチを実行する必要があります。

ACL Analytics の現在のバージョン番号と AX Engine パッチの現在のバージョン番号が対応していません。ACL Analytics 11.4.2 を使用できるように AX Server をアップグレードするには、AX Engine パッチ インストーラーのバージョン 11.4.3 を使用してください。

Analytic Engine 11.4.2 パッチ(AX 5.4.0 用)

このパッチの目的は、Analytics Exchange Engine を更新して、ACL Analytics 11.4.2 の新機能や機能強化との互換性を保てるようにすることです。

修正の完全な一覧については、ACL Analytics バージョン 11.4.2 のリリース ノートを参照してください。

メモ:

バージョン 5.4 の AX Server とオプションの AX Engine Node におけるアナリティクス処理は、バージョン 11.4.0 の ACL Analytics と互換性があります。所属する組織で ACL Analytics 11.4.2 を使用したい場合は、AX Server バージョン 5.4 と任意の Engine Nodes がインストールされた後、それらをさらにアップグレードする必要があります。ACL Analytics 11.4.2 では、ACL Analytics 11.4.0 と 11.4.1 にあったいくつかの不具合が修正されています。

バージョン 5.4.0

速度、セキュリティ、使いやすさを向上させるための新しい機能を提供します。

バージョン 5.3.1

AX Server バージョン 5.3.1 は次の不具合を修正するために提供されます。

メモ:

AX 5.3.0 がサーバーにインストールされている場合は、パッチが利用可能です。AX 5.3.1 に含まれる新しい修正を適用するために完全なアップグレードを実行する必要はありません。

バージョン 5.3.0

このリリースの焦点は、お客様のご要望に応えて、セキュリティ機能が強化されていることです。開発段階においてフィードバックとテストを提供してくださったすべてのお客様に感謝申し上げます。

セキュリティ強化

お客様とお客様の IT 部門により安心してご利用いただくために、弊社では AX Server のセキュリティに重要な更新を行いました。AX Server 5.3 では、次のセキュリティ強化が施されています。

  • Apache Tomcat を使用した簡易バックエンド アーキテクチャ。ACL はこれを使用することで、必要とされるセキュリティ更新に迅速に応答できるようになります。

  • 最新の Java および PostgreSQL。これにより、AX Server には常に最新のセキュリティ パッチが含まれるようになります。

  • 旧バージョンのサポートされなくなったコンポーネントが削除されるとともに、非推奨であったコードが削除されました。

  • ファイル ホワイトリスト、セッション タイムアウト、ログイン制限などのセキュリティ オプションが追加されました。

AX Web Client の機能強化

AX Web Client には次のアップデートおよび機能強化が施されています。

  • 最大 40 個のファイルを同時に関連ファイル フォルダーにアップロードできるようにする、新しいファイル アップロード機能。

  • AX Web Client で実行される分析アプリにおいて、最近追加された //PARAM F アナリティクス宣言を使って、アナリティクスの入力ファイルをアップロードするようユーザーに求めることができるようになりました。

  • ビジュアライザのテーブル ビューで、いくつかの機能が向上しました。

    • 特定の値を強調表示する書式設定を条件に基づいて適用できるようになりました。たとえば、支払期日を過ぎている値の背景色を赤にすることができます。

    • 列を順番変更したり非表示にしたりすることで、必要に応じてデータの表示を調整できるようになりました。

    • 数値の書式が変更できるようになりました。書式関連オプションには通貨記号の追加、負数でのかっこの使用、および端数処理(丸め)の制御があります。

機能強化とお客様から寄せられた不具合

このバージョンでは、お客様から寄せられた不具合に対して次のような改善と修正を行いました。

  • ダブルバイト文字を使用するユーザー名ではログインできなかった問題(AX-2124)が解決されました。

  • 時刻値を含むアナリティクス パラメーターが動作しない問題(AX-2107)が解決されました。

  • ログアウトして再びログインしても AX Web Client セッションの期限が切れる問題(AX-2027)が解決されました。

  • 長いファイル名を持つ結果ファイルが不適切に表示される問題(AX-771)が解決されました。

サポートの終了

次のコンポーネントと環境がサポートされなくなりました。

  • Crystal Reports 統合

  • Windows Server 2008(32 ビット)

  • AX Server データベースとしての Oracle 10

追加されたサポート

次のコンポーネントと環境がサポートされるようになりました。

  • Windows Server 2012 R2

  • AX Server データベースとしての Oracle 12

ポートの変更

AX Server と AX Client が接続するために使用するデフォルトのポートが、4201 から 4203 に変更されました。ポート 4201 が、オプションの AX Engine Node で使用されるデフォルト ポートであることには変わりありません。

ポート 4201 を使って AX Serverと AX Client を接続するようネットワークのファイアウォールを構成している場合は、ポート 4203 を使って接続を行うよう構成を更新する必要があります。

AX Exception のアップデート

AX Exception には次の機能強化が施されています。

  • 旧バージョンで無効になっていたカスタム フィルターが追加されました。

バージョン 5.0

懸命の努力によるベータ プログラムの成功により、ここに ACL Analytics Exchange 5 の最初の一般出荷バージョンを発表いたします。ベータ プログラムの段階で貴重なフィードバックを提供してくださったお客様に感謝いたします。

新しい AX Web Client

新しい AX Web Client では、任意の Web ブラウザーを使って分析を実行し、結果をチームに提供できるようになりました。AX Web Client を使って次の操作を行うことができます。

  • コレクションとフォルダーを参照し、アナリティクスと、スクリプト作成者が作成した各テストの説明を表示する。

  • 理解しやすい形式の入力パラメーターを使って、アナリティクスを実行する。

  • 他のユーザーによって以前に実行されたジョブとその結果を表示する。

  • 結果ファイルをダウンロードする。

  • 結果テーブルをダウンロードすることなくお使いのブラウザーでプレビューする。

  • 結果テーブルを調査し、データの視覚化を作成する。

  • 視覚化と解釈を保存し、それらをチームの他のメンバーと共有する。

データの視覚化および解釈

データの美しい視覚化を作成することで、分析の価値を印象的に示すことができます。対話操作によるフィルターとドリルダウン機能により、視覚的な調査が強化されました。AX Web Client には次の視覚化項目があります。今後は、リリースごとにさらに追加が行われます。

  • 円グラフ

  • 棒グラフ

  • 折れ線グラフ

  • 積み上げ面グラフ

  • バブル チャート

  • メトリクス

ACL Analytics を使ったアナリティクス スクリプト開発

ACL Analytics 11.1 における機能強化により、ACL Analytics Exchange 5.0 ユーザーはより改良されたスクリプト作成/スクリプト テストを実感いただけます。機能強化には以下があります。

  • アナリティクス ヘッダーの構文を検証する新しいツール。

  • アナリティクス ヘッダーにテスト値を追加できるようになったため、アナリティクスを直接 ACL Analytics 内でテスト、デバッグできるようになりました。

用語の変更

この ACL Analytics Exchange のバージョンでは、ACL 製品スイート全体の一貫性および使いやすさを向上させるため、いくつかの用語が更新されました。これらの新しい用語により、アナリティクスとテストの編成方法をよりわかりやすく説明することができるようになりました。

ACL Analytics Exchange 5.0 ACL Analytics Exchange の前のバージョン
コレクション 業務
フォルダー アクティビティ
分析アプリ アナリティクス プロジェクト
アナリティクス アナリティクス スクリプト

インストールとライセンス

インストール/アクティベーション処理が簡略化および改善されました。

  • デフォルトのポートが標準の HTTPS ポートである 443 になりました。以前のバージョンからアップグレードされる AX Server のインストールでは、現在使用されている HTTPS ポートが保持されます。

  • アクティベーションが ACL のインストール時に行われなくなりました。アクティベーションは、AX Server のインストール後に AX Server Configuration Web アプリケーションで行います。

  • ACL Analytics Exchange バージョン 3.x と 4.x からのアップグレードがサポートされるようになりました。

AX Exception のアップデート

AX Exception には次の機能強化が施されています。

  • AX Exception に、視覚的効果や使いやすさが向上した、新しいユーザー インターフェイスが導入されました。

  • 電子メール通知の本文が読みやすくなりました。

  • すべての例外を除去した後、空のエンティティとアナリティクスを削除できるようになりました。

  • システム監査を非表示にする機能において、ユーザー コメントが見やすくなりました。

  • 長い名前のアナリティクスとエンティティがサポートされるようになりました。

  • [マイ例外]ページにアナリティクスの説明が表示されるようになりました。

  • ユーザーが例外テーブル内の優先度、状態、担当者、日付の各列を表示するか非表示にするかを選択できるようになりました。

  • [概要]タブが削除されたので、ユーザー インターフェイスが綺麗に拡張され、新しくなりました。機能にも悪影響はありません。

  • カスタム フィルターの作成/管理機能が廃止されました。

機能強化とお客様によって報告された問題

このバージョンでは、お客様から寄せられた不具合に対して次のような改善と修正を行いました。

  • ジョブの一時停止と再開。スケジューラを一時停止し、スケジューラを再開するまで、スケジュールされたアナリティクスを一時的に無効にすることができるようになりました。アナリティクスは、スケジュールされた次の回に実行されます。

  • 認証セキュリティのアップデート。

  • AX Client、AX Web Client、または ACL Add-in を使って、テーブルのデータを表示したりファイルをダウンロードしたりしているユーザーの全インスタンスを記録する新しいアクセス ログ。

  • ユーザーの表領域(テーブルスペース)とは異なる表領域を使用するように、Oracle データベース設定が更新されました。

  • 表示名に特殊文字が含まれる場合にアーカイブおよび復元が失敗する問題(AX-461)が解決されました。

  • 大きな結果セットが含まれるコレクションを読み込むのに長時間かかる問題(AX-714)が解決されました。



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